ホ・オポノポノ

ホ・オポノポノの本当の意味がわかるとより親しみがわく!かも

ホ・オポノポノの本当の意味と聞いて、ほとんどの方は有名な4つの言葉を思い出すでしょう。でも、ホ・オポノポノには別の意味があります。

ホ・オポノポノの本当の意味と歴史的な背景についてまとめました。

ホ・オポノポノとは

ホ・オポノポノとは、ハワイに伝わる伝統儀式で、これを簡略化したものが、今私たちがホ・オポノポノと呼んでいるものです。

  • 目の前の現実はすべて潜在意識が起こしている
  • 潜在意識は自分だけのものではなく、過去・未来・国・人など全てを越えたところにある
  • 4つの言葉を唱えて潜在意識を浄化する

というものです。

ありがとう・ごめんなさい・許してください・愛しています

「ありがとう・ごめんなさい・許してください・愛しています」この4つの言葉を唱えれば、ホ・オポノポノを実践していることになります。

本当はもっと複雑なステップや祈りなどがあるのですが、それらを知るよりもとにかく実践するのが大切だというのが、一般的な見方でしょう。

では、ホ・オポノポノの意味といえばこの4つの言葉を指すのかというと、そうではありません。

ホ・オポノポノの本当の意味

ここではほとんどの方が知らない、ホ・オポノポノの本当の意味についてまとめました。

ホ・オポノポノにもっと深い意味があったなんて、私は全然知りませんでした。ほとんどの日本人が私と同じ状態でしょう。

今日本に広まっているホ・オポノポノは、主にイハレアカラ・ヒューレン博士が広めた簡略版です。

博士はモーナ・ナラマク・シメオナから学んだので、当然ながらそのホ・オポノポノも、簡略化したものです。

ホ・オポノポノの意味

ホ・オポノポノは、ハワイ語で以下のように書きます。

ho’o…to make, cause or bring about
pono…correct, right, in perfect order;
ponopono…in order, cared for, attended to, what is socially approved and desirable

訳してみると

ホ・オ…作る、引き起こす、もたらす
ポノ… 正しい、正しい、完璧な順序で
ポノポノ…社会的に承認された望ましいものを、順番に世話をする

となりました。

ここを読むと私には、

「両親から子へ、その子供から孫へ、孫から曾孫へとどんどん移り変わっていく命のリレー」のようなイメージがわいてきました。

親が子供の世話をして育てる、子供が成長して、今度は年老いた両親の面倒を見る。

さらには目で見ることができない先祖などの意識も含まれているのではないか、そう感じます。

そしてこのイメージは、ホ・オポノポノが言いたかったことと、ほぼ一致しているのではないか?

なぜなら先住民のハワイアンは、家族、そして自然を大切にして暮らしていたからです。

ここでハワイの歴史を書くとあまりに記事が膨大になるので書きませんが、ホ・オポノポノの誕生と古代ハワイの先住民の意識は、切っても切り離せない関係でしょう。

アロハの言葉の意味

別記事で書きましたが、イハレアカラ・ヒューレン博士もアロハの言葉の重要性を、著書で示しています。

アロハって一番重要なハワイの言葉、だそうです。一般的には「こんにちは」とか「さようなら」の際に使われます。

しかし本当はもっと深い意味があります。

アロハという言葉は、単に一語で表される言葉ではなく、色々なハワイ語の頭文字をとったものなんですよね。

アロハを、分解してみると以下のようになります。

アロハとは、全てを受け入れる「心」や「精神」であり
「思いやり」・「尊敬」・「愛」をもって
人に接する事を意味します。

頭文字をとるとALOHAとなります
Akahai 思いやり
Lokahi 協調性
Olu’olu 喜び
Ha’a Ha’a 謙虚・素直な心
Ahonui 忍耐

 

Alo 存在
HA 呼吸
Oha 幸福
A 生命

いや深いな~、ここを読むと、本来はホ・オポノポノが呼吸を重視していることも当たり前だと感じますね。

ホ・オポノポノに限らず、呼吸ってやっぱりすごく大事なんですよね。

何で読んだか忘れましたが、息って、自分の心と書きますよね。息をすることそのものが生きているってことなんですよね。

ホ・オポノポノとフナの違い

ホ・オポノポノとよく似たものに、フナという方法があります。ホ・オポノポノにハマった人が、もっと深く知りたいと追及した結果、フナに行きつく場合があります。ここでは、簡略版ホ・オポノポノとフナの違いについてまとめました。

ホ・オポノポノを簡単にしたモーナ・ナラマク・シメオナ

ホ・オポノポノを簡単にしたのは、モーナ・ナラマク・シメオナです。

彼女は呪術師、それもたった3歳の頃から、すでに類まれな能力を持った呪術師でした。

彼女が、古代の儀式を簡略化した「セルフ・アイデンティティ・ホ・オポノポノ」を生み出しました。

呪術師は、人に触れる、祈るなど、何かを癒す仕事ですから、ホ・オポノポノの本当の意味とは、深い関係があります。

フナとは?

ホ・オポノポノについて深く調べているとフナというものを発見します。フナとは何でしょうか?

フナとはハワイの智慧のことです。呪術師のことをカフナと言います。

カフナたちは、医療や儀式などあらゆることを行ってきましたが、全てハワイ語で著書として伝達される事がありませんでした。

それらをまとめたものがフナです。

フナを生み出したのは、ハワイの文化を研究したマックスフリーダムロング氏です。

ロング氏はどうしても強大な力を持ったカフナの技を知りたかったとのことですが、実際のところ、全ては伝授されていないでしょう。

口述文化というのは日本にもありますが、途絶えてしまうのは残念ですね。

わかりにくくなってきたので、整理しましょう。

①カフナたちが取り行ってきた儀式がホ・オポノポノ
②儀式を1人でできるように簡略化したのが、モーナ・ナラマク・シメオナで、セルフ・アイデンティティ・ホ・オポノポノ
③カフナたちが執り行ってきたやり方を独自にまとめたのが、マックスフリーダムロング氏で、フナ

ちなみにフナは、マックスフリーダムロング氏がまとめたもの以外にも色々な流派があります。

ホ・オポノポノと先祖霊・守護霊

ホ・オポノポノの本の中では、先祖霊や守護霊といったものはほとんど出てきません。代わりに出てくるのは潜在意識、顕在意識、超意識、神聖なる存在です。

ホ・オポノポノでは全ての出来事は100%自分の責任で、自分で解除できると教えています。だから先祖霊とか守護霊といった概念は必要ではないのでしょう。

しかし本来、潜在意識の中には、先祖霊や守護霊の記憶も含まれています。全ての生命体の蓄積された過去の記憶の総体と言います。

人種、国、時代、動物、植物、すべて含むということですよね。

フナには7つの教えというものがあります。

  • 世界はあなたの思うとおりになる
  • 限りというものはない

などからなります。先祖霊や守護霊といったものは出てきません。

ホ・オポノポノやフナと、古代ハワイの教えるの一番大きな違いはここ

先祖霊・守護霊を重視するかしないか、になります。

古代ハワイのカフナたちは、先祖霊や守護霊の力を借りている、だからホオポノポノにも先祖霊や守護霊を大事に思う意識がいるのではないかという気がするのですが、いかがでしょうか?

ホ・オポノポノの本当の意味まとめ

ホ・オポノポノの本当の意味をまとめました。めちゃくちゃざっくりホ・オポノポノの言語の意味を書くと、「正しいことを伝えていく」ですよね。

こう聞くとオリジナルのホ・オポノポノと意味が完全に合致すると感じています。

これを知ったからといって、日本人の私たちが普段やる簡易版ホ・オポノポノのパワーがアップするかどうかはわかりません。簡易版に飽き足らない方が、古代ハワイの教えにはまっていくようですね。

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