みなさん、こんにちは。今回は小アルカナについて紹介していこうと思います。
前回の大アルカナの紹介と同様に小アルカナの56枚にもそれぞれ意味があります。
それらを理解することでさらにカードが伝えようとしているメッセージをしっかりと読み取ることができるでしょう。
前回の記事⇓
【タロットカード】大アルカナについて詳しくなろう7
小アルカナ:ワンドのエース
ワンドのエースには「なにか新しいことが始まる予感に満ちている」を示しています。
【正位置】
●正位置には「すべての始まり」「創造」「誕生」「絆」「家族」「強い意志」という意味があります。
困難を生き抜くための力やヒラメキ、エネルギーに満ちているのが正位置のワンドのエースになります。熱意や意欲の現れですから、仕事や恋、趣味など自分の興味や関心がある事柄に積極的に取り組もうという姿勢を暗示します。
その熱意が新しい展開を生み出し、事態を発展させます。また、家族や人との絆を大切にしようとする気持ちの表れでもあります。
さらに吉報が届く兆しもあるので、なにやら嬉しいサプライズも期待できるでしょう。
【逆位置】
●逆位置には「衰退」「情熱が冷める」「企画倒れ」「決意が萎える」「間違ったスタート」という意味があります。
ワンドの持つ情熱やエネルギーが逆位置になると萎えてしまいます。やる気をそがれる展開になったり、邪魔が入ったりすることもあるようです。
何かしらの新たなスタートは暗示されるものの、それが見当違いだったり問題を含んでいることは否めません。また、そこを乗り越えてまでという情熱も持てそうにない様子です。
気持ちに迷いがあるなら、時期尚早の感があります。プライドを優先させて失敗しないようにしっかりと時期をみはからって行動をするようにしましょう。
ポイント
正位置で現れた場合は、とくにそれだけのエネルギーがあることを示しています。
小アルカナ:ワンドの2
ワンドの2には「力はあるが、どれだけの義務や責任も課せられる」というのを示しています。
【正位置】
●正位置には「富」「昇進」「指導力」「義務」「責任」「財産」「不動産」という意味があります。
富や財産、権力など野心家なら誰もが手に入れたいと思うものや事柄を表します。また、土地や家屋、建物などの不動産の獲得という意味合いもあります。
ワンドの2はものや事柄の成り立つ様子や、その願望に関わることも多いでしょう。ただし漠然とした願望や目標ではその達成まで力が及ばないことも少なくありません。
しっかりとした目標があり、意志がはっきりと決まったところでそれにふさわしい道が自然とできあがることを忘れないようにしましょう。
【逆位置】
●逆位置には「自信喪失」「束縛への苦悩」「自立できないあせり」「孤独」「不安」という意味があります。
手の届かないものや事に恋い焦がれる気持ちを表し、そのためにどうしていいかわからなず苦悩したり、自分だけ取り残されたような焦燥感を暗示しています。
また自立できない、目標に近づけないなどすっかり自信をなくしてしまう気配とともに、他者からの束縛により邪魔が入る可能性があるようです。
ワンドの2の逆位置が現れたら、客観的な自己評価をすると同時に身の丈にあった考え方と適切な手段を講じる必要があります。意思の強さが問われる予感です。
ポイント
つまり転居する、家を買う、土地を手に入れるという判断が功を奏するであるということを表しています。
小アルカナ:ワンドの3
ワンドの3には「成果は現れつつあるがまだまださまざまなプロセスが待っている」を示しています。
【正位置】
●正位置には「実績」「共同事業」「共同産業」「良好な手応え」「確立されたシステム」という意味があります。
ビジネスやライフワークなど自分が要と思っていることに、一定の成果が現れてきていることを示しています。同じ目標を持つ人物から共感を得て、ますます発展していく可能性もありそうです。
場合によってはそのことが発端となって、旅行や遠出をする必要があるかもしれません。されに、今まで情熱的に取り組んできたことが、一つの節目を迎える兆しも見えます。
いずれにしろ、ここがゴールというわけではなくまだまだ先は続きそうです。
【逆位置】
●逆位置には「慢心」「停滞」「遅延」「気弱な態度」「失望」「気まぐれで一貫性のない言動」という意味があります。
まだまだ課題や問題が残されているのに「大丈夫」と油断してしまうことへの警戒が示されているのがワンドの3の逆位置です。ここで結論を出すには気が熟していないようですし、かといってあきらめなければならないほど悪い状況ではないでしょう。
慢心はもちろん、やけになってもいけません。まず自分はどうしたいか、自分自身の考えをじっくり再考しましょう。
そのうえで、何をどうすればいいか達成への手だてを考えるのが賢明です。
ポイント
恋に気を取られて大切なものを見失わないように注意もしてください。
まとめ
いかがでしたでしょうか?小アルカナは大アルカナに比べて種類も多いです。
じっくりと3つづつ紹介していくので、ゆっくりと小アルカナについて学んでいきましょう。