みなさん、こんにちは。今回も大アルカナについて紹介していこうと思います。
しっかりと大アルカナについて理解を深めて、悩み解決を頑張っていきましょう。
前回の記事⇓
大アルカナ:9. 隠者
隠者は「洞察力」「研究心」「賢明な導き手」「分別」「哲学的」「達成感」「内省的」「絶対的な知識」「隠遁生活」「思慮深さ」という意味があります。
思慮深く探究心の強い賢者で、世俗との交流を絶って山野などに隠れ住む人を表しています。絶対的な知識と分別をわきまえた仙人というイメージか近いかもしれません。
巷の低俗なことに惑わされることなく、様々な事象を学び深く思慮しながら毎日を送っている修行者でもあります。彼には何事にも見通す洞察力がありすべてを知っているため、隠し事をしたり嘘をつくことはできません。
達観し悟りの境地にある彼は世俗との交流を絶っているとはいえ、心の闇を照らしながら光を求める人々を救済しようと思っています・
【正位置】
●流行や世間体に惑わされず、信じる道を突き進むべき
●結論を急がず、慎重に行動することの大切さ
●今までのやり方や考え方を振り返るべき時期の到来
自問自答を繰り返し、道を究めるべきときで必ずしも目立ったり人に認められたりする必要はありません。自分は自分と、信じる道を大切にすべきです。
見ている人はちゃんといて、見守ってくれているでしょう。ただ、自分なりに目標からそれてはいないか方法は間違っていないのか検証するのも大切です。
深い思慮によって、感覚的に進むべき道が見えてくるでしょう。それまで自問自答をすることも大切です。
【逆位置】
●神経質になって、細部にこだわりすぎることへの警告
●経験のなさや未熟さから失敗を招く
●上から目線で周囲の人の賛同を得られない
分別や常識に目を向けて相手を尊重する姿勢を大切にしましょう。本当にそこにこだわることが大切なのか見極めてください。分別や常識といったものを軽んじるのは禁物です。
疑り深くなって警戒しすぎると、肝心なことを見逃してしまいます。自分の殻にとじこもってばかりでは幸運は掴めないでしょう。
人を見下すような態度は改め、相手を尊重する姿勢を持つことが開運に繋がります。
ポイント
過小評価しても過大評価してもいけません。冷静に判断する自信がないときは迅雷できる人物にアドバイスを求めることで道が開けるでしょう
大アルカナ:10. 運命の輪
運命の輪には「回転」「大きな変化」「周期」「チャンス到来」「増加」「成功と富」「再生」「結果と原因」「新しい展開」「避けられない事態」という意味があります。
万物の流転を表して変化の兆しを告げています。絶えず回転し続ける運命の輪は、とどまることのない生命活動、時の流れ、普遍性と変化などを象徴し静かに、確実に回り続けています。
そして回り続けている限り、私たちは同じところに留まることはできません。人生は季節がめぐるように常に変化しながら浮き沈みを繰り返します。つまり私達には永遠の幸せも無ければ、永遠の不幸もないのです。
今が幸せでもこれがこのまま続くとは限りませんし、逆に不幸だとしてもいつ挽回のチャンスや幸運が訪れるかわかりせん。そうした変化の中に身をゆだね、私達は自分にふさわしい幸せや本当に大切なものを追い求めているのです。
【正位置】
●予想外の嬉しい幸運の訪れ
●計画性や規則正しい行動が、好結果をもたらす
●うまくタイミングを見はからって、判断や行動ができる
行動をお押すことでチャンスや幸運がつかめる時期になります。機は熟しているので、思い切ってチャレンジすべきときです。タイミングよく願ってもいないチャンスが訪れるでしょう。
いろいろな意味で運命の出会いがもたらされそうです。無理をせず、成り行きに任せることで良い結果が出る兆しです。
偶然が重なって思いのほかうまくいくでしょう。失敗が成功の糸口になったり、実力以上のちからを発揮できる予感です。
【逆位置】
●思いのほか変化が早く、ついていけなくなる兆し
●最悪の状況を想定して行動するのが賢明なとき
●悪条件が重なり、すれ違いや失敗が起こりやすい
悪状況も延々とは続きません。その都度ベストを尽くしていきましょう。逆風が吹いてくる兆しでもあり、順調進んでいることが停滞したり、思わぬ問題が持ち上がりそうです。
不測の事態が起こる可能性があるので十分な警戒が必要です。ただし必要以上に慌てたり、不安になることはありません。
そうした状況も一過性のもので、延々と続くわけではありません。その場その場において最善の行動を心がけることがポイントです。
ポイント
大アルカナ:11. 正義
正義には「公正」「正しさ」「互角」「ルール」「均衡」「無駄の排除」「モラル」「釣り合い」「合理性」「裁きと忠告」という意味があります。
もっとも尊ばれつつ、もっとも難しいことを表しています。人の生きる道において正義はもっとも尊ばれる美徳とされてきました。それは洋の東西を問わない考え方ですが、とくに中世ヨーロッパでは宗教的にも騎士道的思想からも、社会生活を送るうえで重要視されてきました。
人はつねにモラルを守り、常識的で公正な考え方をすべきであると言われています。ですが、それが正しいとわかっていてもなかなかそうはできないのが人情というものです。
ついルール違反をしたり偏見をもって物事を判断したり、または逆に厳密になりすぎて誰かを傷つけてしまう場合もあるでしょう。
道徳的な善悪の基準としての正義とは、重要ではありますがとてもデリケートで扱いにくい問題といえるでしょう。
【正位置】
●偏見や誤解のないリベラルな考え方
●常識やモラルを厳密に守る
●感情を交えず、物事が常識におごそかに進行する
正しい考え方や常識をわきまえた行動が鍵になります。公平、対等にせっする心がけが信頼を勝ち取るでしょう。場合によっては貸し借りをしても大丈夫でしょう。
はやり正しい考え方、常識を考慮した言動が最後には幸運を運んでくれます。無駄なくして合理的に仕分けることが成功につながるでしょう。
感情に走らず、冷静に判断すべきときでとくに人間関係に置いてはそれが信頼と賛同をえる重要なポイントとなります。
【逆位置】
●格差を感じる不釣り合いな関係
●不平等、不公平が持たラル感情のもつれやトラブル
●厳しい試練とはっきりしない状況
急いで動くより、時期を見極めることが大切でしょう。それが本当にあなたが正しいと思う考え方や行動なのか考えましょう。しっかり納得できていないとしたら、良心に従って考え直す必要があるでしょう。
不釣り合いな関係は、結局破綻を迎えそうです。この先の付き合い方、やり方は慎重になるべきです。
判断ミスをしないように、じっくりと考えなければいけません。今の状況にあせりを感じても急いで動くより時期を見極めることが大事です。
ポイント
まとめ
いかがでしたでしょうか?タロットカードの大アルカナについて詳しくなって、自分の悩みや開運に繋げていきましょう。
また次回も大アルカナの12~14について紹介していこうと思います。