皆さん、こんにちは。
今回は5大神様の神話について紹介していこうと思います。
ポイントを押さえて神話を知っているだけでも神社巡りが楽しくなること間違いなしです。
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日本列島とアマテラスの誕生
「国を完成させよ」と天井から命じられたイザナギとイザナミ夫婦は矛で海をかき回し、日本で最初にできた島・オノゴロ島を造ります。
島に降り立ち、夫婦は島や多くの神々を生んでいき日本列島が完成しました。
ところがイザナミは火の神様を出産したときに亡くなり、黄泉の国(死者の国)へ行ってしまいます。
妻を忘れられないイザナギは妻を連れ戻しに黄泉の国にいたもののイザナミは屍と化した醜い姿になって驚いてしまいました。
壮絶な夫婦のバトルの末、夫のイザナギは無事黄泉の国から生還します。
イザナギは穢れを祓うため禊を行います。
この禊によって日本の神話で重要な神、アマテラスやスサノオ、ツクヨミが生まれたのでした。
ポイント
男女神社などに祀られています。
最高神アマテラスと凶暴な神スサノオ
凶暴な性格で、父に反抗して追放されたスサノオは姉のアマテラスに会い、神々が住む天上界を訪ねます。
天上界の最高神・アマテラスは「弟が攻めてきたのか」と疑いますが、スサノオは邪心がないことを証明し、姉は弟に滞在を許します。
しかしスサノオの変わらない行儀の悪さに怒ったアマテラスは天岩戸に籠もってしまい、天上界に光がなくなってしまいました。
困った神々はアマテラスを岩屋の外に出して光を取り戻そうと連日会議をします。
「岩屋の扉の前で大騒ぎすればアマテラスは様子を伺うために外に出てくるのでは?」と考え、岩屋の外で神々の歌や踊りが始まりました。
アマテラスが外をうかがおうと扉を少し開けた瞬間、力の神・天手力男神が扉を開きアマテラスを引き出し世界に光が戻りました。
この事件の原因でもあるスサノオは天上界からも追放されていまいます。
その後、出雲の国に降り立ったスサノオは美しいクシナダヒメ出会います。ヒメは泣きながら8つの数多と尾を持つ大蛇ヤマタノオロチに襲われていると訴えるのです。
スサノオは大蛇を退治し、出雲に宮殿を建てクシナダヒメを妻に迎え仲良く暮らしました。
ポイント
スサノオは凶暴ながら愛する者のために闘うという一途さがあり、厄除けや縁結びのパワーがあります。
国造りと国譲り
オオクニヌシは八十神といわれる大勢の兄弟神がいて、いつもいじめられていました。
兄弟神たちは因幡の国に住む美しい神・ヤガミヒメに求婚するために旅に出ます。
オオクニヌシは彼らの荷物持ちとして同行。道中毛皮をはがされた八十神にいじめられた白ウサギを助けると、うさぎは「ヒメはあなたを選ぶでしょう」と予言し、そのとおりにヒメとオオクニヌシは結ばれました。
怒った兄弟たちは、オオクニヌシを殺してしまいました。
しかしオオクニヌシは母の力で麗しい男として蘇ります。母が言うには「兄弟たちに滅ぼされるまえに根の国に逃げなさい」と言われます。
逃亡先の根の国は死者の国のような場所で、出雲から移ったスサノオが住んでいました。
そこでスサノオから様々な試練が課せられますがスサノオの娘スセリビメにオオクニヌシは救われます。
二人は苦難を乗り越えて結婚。根の国を出て出雲の国を造りました。
さて、天上界ではあまてらしが地上界を平定しようとしていました。アマテラスは交渉役としてタケミカヅチを出雲に送り込みます。
彼はオオクニヌシの息子と力比べをして勝利。そこでオオクニヌシは国を譲ることになりました。
その交換条件として出雲に壮大な社殿=出雲大社が建てられ、オオクニヌシは出雲の神として祀られたのでした。
ポイント
また女神にモテる神で出会いや縁を大切にしました。
そこで人と人とを円満に結びつける縁結びの御利益があります。
この神様も知っておこう
■ニニギノミコト
地上を支配すべく天上界から降臨。
地上の支配権を得たアマテラスは、天上から地上に統治者を送ることにしました。
選ばれたのが、孫であるニニギノミコトです。
彼は天岩戸事件で活躍した神々を引き連れて高千穂に降臨しました。この天孫降臨により天上界と地上界が結びつき、アマテラスの末裔である天皇家が日本を治めていくことになるのです。
■神武天皇
アマテラスの末裔が東征国を治め初代天皇となる。
地上に降りたニニギノミコトはコノハナクサヤヒメと結婚します。
二人の曾孫であるカムヤマトイワレビコは地上界を統治知るのに最適な場所を探すため日向(今の宮崎県)を出て東に向かいます。
熊野から八咫烏の案内で大和に入りました。反乱を鎮め、奈良の橿原の宮で即位。初代の神武天皇となったのです。
まとめ
いかがでしたでしょうか?ダイジェストに紹介した5大神様の神話です。
軽く知っておくだけでもただ行っていた神社巡りがより一層楽しくなるはずです。
節目節目でお参りすることもあると思うので神様と縁を深くしていきましょう。