みなさん、こんにちは。
今回は神社でよく聞くキーワードについて紹介していこうと思います。
神社を参拝するときに聞き慣れない言葉を理解するとより一層神社巡りが楽しくなること間違い無いです!
前回の記事⇓
【開運】5大神様が主役の神話を紹介
Contents
御神木
■神域にある神聖な木
神社のシンボルであったり、神様が降臨する際の依代(目印)であったり、神域にある特定の樹木や社を御神木と読んでいます。
御神木にしめ縄を張る神社もあります。
大麻(大幣)
■祈祷などで使われるお祓いの道具
榊の枝や棒に紙垂(和紙でできた飾りのようなもの)、麻をくくりつけたものが一般的です。
この大麻を降ってお祓いをします。
ちなみに伊勢神宮では御神札を「神宮大麻」といいます。
御祭神・御神体
■祀られている神様と神様の居場所
御祭神は神社にお祀りされている神様のことです。
神社によっては複数の神様のことをお祀りしていて、主として祀られている神様を「主祭神」ともいいます。
御神体は神様が降臨するときに、よりどころとなる依代(目印)のようなもの。御神体そのものの神様ではありません。
荒魂と和霊
■神様が持つ二つの霊魂
荒魂は荒々しい霊魂、和玉は穏やかな霊魂のことをいいます。
どちらも神道における考え方で、伊勢神宮などそれぞれを祀るお宮が存在する神社もあります。
勧請・分霊
■別の土地の神様をお迎えします
離れた土地に鎮座している神様を分霊(御祭神の霊を分けて、他の神社に祀ること)し、社殿に迎え奉ることをいいます。
勧請(かんじょう)は元は仏教用語から来た言葉です。かつて分霊を勧請するときには神馬の背中にご神体をのせ、移動していたと言われています。
宮司・権宮司
■映えある神社のトップポディション
宮司は祈祷から神事まで幅広く従事する神社の代表のことをいいます。
また権宮司はナンバー2のことで一部の神社では宮司と禰宜の間に置かれているポディションになります。
斎王
■神に使える未婚の内親王や女王
伊勢神宮などに奉仕する未婚の内親王または女王のことです。
斎王の「斎」は潔斎(神事などの前に心身を清めること)して神様に仕えるという意味です。
京都の初夏を色取る「葵祭」の主役「斎王代」は、名前の通り斎王の代理として神事を努めます。
神宮
■皇室とゆかりのある由緒ある神社
神宮とは、皇室のご先祖や歴代の天皇を御祭神とし、古代から皇室と深いつながりを持つ特定の神社の社号です。
中で「神宮」といった場合は、伊勢の神宮をさします。
「伊勢神宮」は通称で、正式名称は「神宮」です。
神紋・社紋
■神社で用いられてる紋
神紋・社紋どちらも同じ意味です。神社にゆかりのある植物や縁記物、公家や武家の家紋が用いられることもあります。
天満宮系は主に「梅(梅鉢)紋」、春日大社系は「藤紋」と、社紋を見れば神社の系統が分かります。
榊
■神棚や神事などに欠かせない樹
ツバキ科の常緑樹で小さな白い花をつけます。
「さかき」の語源は、聖域との境に植える木、栄える木など諸説があります。
「神事に用いられる植物」のいみから「榊」の国字になったとも言われています。
幣殿
■神様の食べ物をお供えする場所
参拝者側から見て、拝殿・幣殿・本殿の縦並びが一般的です。
高良大社などで見ることができます。神事を司る人が神前で拝礼するときはこちらです。
通常一般の参拝者は入ることができません。
お札・お守り
■どちらも祈願を込めて祈祷されたもの
御札は神社で神や木、金属板のことです。災厄を除けるとされています。
お守りは御札を小さくし、紙袋などに入れて持ち歩けるようにしたものです。
どちらも一年に一度は新しいものに変えるといいとされています。
崇敬神社
■地域にとらわれず個人で崇敬する神社
全国の神社は伊勢神宮を別格として、多くは崇敬神社と氏神神社に分けることができます。
地縁など関係なく個人で信仰する神社を崇敬神社といい、人生様々な節目などに参拝する人もいます。
地域の氏神様と両方信仰していても問題はありません。
禰宜・権禰宜(ねぎ・ごんねぎ)
■神社トップの補佐役を担う
禰宜は権宮司がおかれていない場合、神宮の補佐役にあたります。
権禰宜は職員で、御朱印を授与しているのは主に権禰宜です。
境内の掃除や参拝者の対応他、社務所内での書類制作などのデスクワークや取材対応など広報のような役割を担うこともあります。
例祭
■神社の最も重要な祭祀
「例大祭」と呼ばれることもあります。
基本的には一つの神社につき例祭は一つだけです。年に一度日が決められていることがほとんどですが、参加者を考慮して週末などに開催されることもあります。
巫女
■神楽や舞を奉仕する女性
神職の補助や神事における神楽や舞を奉仕します。
神職には当たらないため、資格は必要ありません。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
神社巡りをしていると一度は聞いたことあるワードばかりだったと思います。
聞いたことは合っても意味を知らなかったものがあると思うのでこれを気に詳しくなって、より神社巡りを楽しいものにしましょう。