みなさん、こんにちは。今回も前回に引き続き小アルカナについて紹介していこうと思います。
カードの紹介は今回で最後になりますが、しっかり今までのカードの意味も理解していきましょう。
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【タロットカード】小アルカナについて詳しくなろう14
小アルカナ:カップのクイーン
カップのクイーンには「慈悲深く心豊かな潤いを与え、繊細で鋭い美的感覚がある」ということを表しています。
【正位置】
●正位置には「愛と安らぎ」「芸術への理解」「母性愛」「過保護」「良妻賢母」「癒やし」という意味があります。
愛情豊かに大切な相手を慈しみ、時には何者からも力強く守り抜く母のような度量の持ち主です。感受性が鋭く優れた審美眼を持ち、美術や音楽など芸術面での才能も発揮します。
そうした才能を見出し、育てる手腕も持ち合わせているでしょう。妻や母としての喜びを誰よりも享受する反面、その母性愛の強さからともすれば過保護になりがちな面もあります。
守りの姿勢が強くなって、周囲が見えなくならないように常に冷静な判断が必要になりそうです。
【逆位置】
●逆位置には「内向的で自己主張が下手」「依存心の強さ」「恋多き人物」「独占欲」という意味があります。
望まれもしないのに強引に愛情を押し付けたり、逆に愛情深さを利用されて騙されるなど、愛情が原因となってトラブルを引き起こしやすい傾向があります。
つねに誰かに愛されていることが実感できないと不安になる依存心の強さや、はっきり自己主張ができない内向性も多々見られるでしょう。
独占欲が強い半面、自立できないところもあり周囲の人物や状況に翻弄されがちです。しっかりと筋の通った芯の強さを身につけることが課題となりそうです。
ポイント
恋の悩みにこのカードが正位置で現れたら努力が報われそうです。しかし、感情的になって何もかも台無しにしないように気をつける必要もあります。
小アルカナ:カップのキング
カップのキングには「人当たりが良く、社交的でおおらかだが、熱しやすく冷めやすい面も」ということを示しています。
【正位置】
●正位置には「温厚でおおらか」「芸術への理解」「親切」「寛大」「度量の深い指導力」という意味があります。
おっとりと寛大で、包容力を感じさせる人物です。そばにいるだけで守ってもらっているような安心感があるでしょう。その反面、熱しやすく冷めやすいところがあり、言うことがコロコロ変わるなど気まぐれな部分も少くありません。
周囲を振り回しても本人は涼しい顔ですが、それでもなんとなく慕いたくなる雰囲気があります。
そこには度量の深い指導者や伸び伸びとした芸術活動への理解など、パトロン的要素が関係しているでしょう。
【逆位置】
●逆位置には「アテならない」「激しい気性」「不誠実な言動」「裏表がある」という意味があります。
自己中心的でその場の気分で言動に大きな差がある人物を表します。驚くほど優しく何でも言うことを聞いてくれたかと思うと、手のひらを返したように冷たくあしらったりするでしょう。
独りよがりで押し付けがましい態度から、相手に敬遠されることも少くありません。失ってから初めてその大切さ、事態の深刻さに気がつくのもこのタイプです。
横暴な態度で後悔しないうちに、相手の気持ちを思いやる穏やかさや優しさ、冷静さを身につけたいものです。
ポイント
相手の態度で一喜一憂するだけでなく、しっかりとした自分を持つ姿勢が大切です。
まとめ
いかがでしたでしょうか?今回で小アルカナのカードはすべて紹介しました。
たくさんあるカードをしっかりと理解して、開運へと繋げていきましょう。
次回からは、タロットカードで実際に占う方法について紹介していこうと思います。